マカの効果と副作用
マカは精力剤でもおなじみの定番素材ですが、具体的にどういった効果や特徴があるのかまとめました。マカには副作用がないとも言われてますが、絶対に無いわけではないので覚えておきましょう。
マカについて
マカとは南米ペルー原産の多年草植物です。2000年も前から栽培されていて、インカの人々から大切な栄養源として重宝されていました。現在ではその栄養の豊富さからNASAが宇宙食として採用してるほどで、今でも有用性について各国で研究が続けられています。
マカは以下のように、ビタミン、ミネラルだけでなく、「必須アミノ酸」と呼ばれる、体内では十分に生成されない成分を豊富に含んでいます。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、カロチン、鉄、銅、リン、亜鉛、カルシウム、セレン、マグネシウム、ナトリウム、リジン、アルギニン、グルタミン酸、セリン、ヒスチジン、グリシン、トレオニン、アスパラギン酸、アラニン、グルタミン酸、チロシン、フェニールアラニン、バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、プロリン、サルコシン、システイン、トリプトファン
マカの効果効能
よく知られるマカの効果には、滋養強壮、精力増強、不妊改善などが挙げられます。成分を豊富に含んでいるので、毎日マカを摂取する事で身体に嬉しい様々な効果が期待できます。
精力増強、性機能向上
精力増強に効果を発揮するのは、「アルギニン」と呼ばれる成分が強く影響しています。アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進し、勃起に必要不可欠な「一酸化窒素」の生成をサポートするので、男性機能を改善する効果があります。
その他にも活性物質の「アルカロイド」や「デキストリン」が、男性ホルモンを活性化したり、下半身の血流を活発にして、スムーズな勃起を促す効果が期待できます。また、心因的なEDに対しても有効なのがマカの強みですね。
EDや精力の衰える前にマカを摂取する事で、精力減退を未然に防ぐ事も可能です。
滋養強壮、疲労回復
マカは精力剤以外にも栄養ドリンクや健康サプリメントにも使われていますよね。それだけ滋養強壮や疲労回復、健康維持などに効果があります。身体に活力を与え元気にするのは、マカが一番得意とする効果だと思います。
滋養強壮や疲労回復の効果は、豊富に含まれる必須アミノ酸やビタミンB群が影響していると考えられます。骨を強くしたり、免疫力を高めたり、筋肉を強化したり、新陳代謝を良くしたり・・・と、マカに含まれる栄養成分の効能を挙げればきりがありません。
ひとつひとつの成分だけでは十分に効果が発揮されませんが、栄養成分が豊富に含まれてるので、成分がそれぞれ作用しあって、様々な相乗効果が期待できるというわけです。
不妊改善
マカに含まれるミネラルやアミノ酸などの豊富な成分が、下垂体に働きかけホルモンの分泌をサポートし、ホルモンバランスを正常に調整してくれます。同時に、受胎能力を高める「リジン」が含まれているので、マカは妊娠しやすい身体作りにとても効果的といえます。
また、別で飲み薬などの不妊治療を受けている場合、マカを摂取しても影響しないから大丈夫という意見がありますが、管理人としてはその不妊の治療方法にもよると思うので、前もって必ず医師に相談する事をオススメします。
それと、女性だけでなく男性にも不妊対策としてマカが有効です。その理由として「アルギニン」や「亜鉛」といった成分が、精子の量を増やしたり、精子を活発化させて運動量を高める効果が期待できるからです。
もし、マカで不妊症などの悩みを解消したいと考えているのであれば、マカと一緒に相性抜群の「葉酸」を摂取することをオススメします。
葉酸は、造血作用により子宮を妊娠しやすい環境にしてくれますし、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低下させることができ、現在では国が推奨するまでになっています。安全に妊娠したい女性には、必要不可欠な成分というわけですね。
更年期障害の改善
イライラ、食欲不振、頭痛、肩こり、頻尿などなど・・・更年期障害は40代半ばくらいから症状が現れはじめ、気にならないという方もいれば、日常生活に支障をきたすほど重症になる方もいます。これは女性だけに限らず、ストレスや加齢によってテストステロン(男性ホルモン)が減少すると、男性にも同じような症状が起こりえます。「男性更年期障害」と呼ばれるやつですね。
更年期障害の原因は、ホルモンの生成量が減少することによる、ホルモンバランスの乱れが原因です。そして、先ほども述べましたが、マカはホルモン分泌量を増やすだけでなく、過剰に生成されるようなら抑制するというホルモンバランスを整える効果があるので、更年期の症状を改善する事が可能なのです。
マカの副作用
そんな万能素材のマカですが、副作用はありえます。過剰摂取による副作用はもちろんのこと、マカそのものが体質に合わない人もいます。多くのサイトで「副作用はない」と言い切ってる事が多いので、念のため注意しておくことに越した事はありません。
特に気をつけたいのは女性ならではの副作用ですね。不妊対策として服用した結果、ホルモンバランスが変化して生理周期がずれたり、基礎体温が不安定になったり、下痢や下腹部の痛み、頭痛などの副作用が起きてるようです。とにかく、身体に異変を感じたらマカの摂取は中止して、不安であれば病院で相談するのがいいでしょう。
基本的にサプリメントなどの1日の摂取目安量を守っておけば、過剰摂取にはならないと考えていいでしょう。ちなみにマカの1日の摂取目安量は、成人男性で2,000mg~5,000mgと言われています。ただ、個人の体質にもよるので、あくまで目安として参考にして下さい。
マカよりも凄いと話題のクラチャイダム
実はマカよりもその成分量が多いと話題の植物がクラチャイダムです。
アミノ酸項目 | マカ | クラチャイダム |
---|---|---|
アルギニン | 610mg | 1480mg |
リジン | 290mg | 360mg |
フェニルアラニン | 290mg | 320mg |
チロシン | 200mg | 470mg |
ロイシン | 450mg | 690mg |
イソロシン | 280mg | 380mg |
メチオニン | 110mg | 180mg |
バリン | 390mg | 430mg |
このように、アミノ酸に関してはクラチャイダムが最も豊富であり、これは他の食品と比べても圧倒的な保有量です。
アミノ酸は人が生きていくうえで絶対に必郵な成分であり、これがなければ人は体を動かせません。
スポーツ選手も積極的に摂取しているので、身体の機能に何か不調を感じたら、ぜひアミノ酸が豊富なクラチャイダムを摂取してみてはいかがでしょうか?